寝違え

寝違えとは?

整形外科学会では、以下のように定義しています。

眠っていて目が覚めたときに、首の後ろや首から肩にかけての痛みが出ることがあり、いわゆる「寝違え」と言います。

首を動かすと痛みが出る時もありますし、痛みで首を動かせない時もあります。
要するに、目覚めた時に首に痛みがあれば、「寝違え」という事ですね。
しかし、その痛みの機序は複雑です。

寝違えでどのような悩みの方が多いか?

3〜5点ほどあると自分もそうだ!と共感を得られます。
こちらも整形外科学会からです。

何が起こって痛みが出ているかについては、いろいろな意見がありますが検査や画像でとらえられるような変化がないのが一般的なので、正確な原因であるという証拠はありません。

✅睡眠中不自然な姿勢が続いたために一部の筋肉が阻血(血液の供給が不足)におちいり時にしこりとなっている

✅前日などにいつもはしないスポーツや労働をして一部の筋肉が痙攣している(こむら返り)

✅頸椎の後ろの関節(椎間関節)の袋(関節包)に炎症がおこる

などの原因が考えられています。

筋肉の阻血・疲労や関節包の炎症を引き起こすのは、

上肢の使い過ぎ(手で重いものを持つ動作は頸の後ろの筋肉に負担がでます)

同じ姿勢の持続(飲酒後の睡眠や疲れ果てての睡眠などでは寝返りが少なくなる・パソコンや事務作業が長時間に及ぶと頭を一定位置に保持するために頸部の筋肉に負担が生じる)

が原因の場合が多いと思われます。

いずれにしても、「外傷(けが)」ではなく、軽い病気です。
との事です。

原因は不明で、検査や画像にも異常がみられない。
動かしすぎ、または、動かさなかったために起こった痛みでケガではなく、軽い病気との事です。

しかし、当院へ訪れる方の多くはかなり深刻です。

 ➡ 朝から首が左右に動かない。
 ➡ 前後に動かすことが出来なく、顔を洗ったりうがいする事が出来ない。
 ➡ 頭を支えないと起き上がれない。
 ➡ 運転中に左右の安全確認が出来ない。
 ➡ バックで後ろが全く見えない。
 ➡ 首の痛みだけでなく、ひどい頭痛がある。
 ➡ 腕が上がらず背中に強い痛みを感じる。 などなど。

一般的な治療院や病院での寝違えの施術は?

一般的な病院での治療は、シップ、痛み止め、ぐらいでしょうか。
そして、痛みが引いてきたぐらいでストレッチ。
まあ、こんなものかと。

当院の寝違えに対するアプローチは?

寝違えは、急性病変です。

急に痛くなったものは、すぐに治すことが出来ます。

逆に、急に痛くなったものを長期間放置することで、治るまでの時間が長期化します。
そして更に良くない事は、放置することにより可動域制限などの後遺症が出てしまう事もあります。

一口に寝違えといっても色々が原因と、いろいろな痛みのでるメカニズムがあります。
それが首だけの問題なのか、背部や胸部との関係は。
腕の状態はどうか。
腰の状態はどうだったか。

いろいろな角度から考えていきます。

すぐに治すことが出来ますとお伝えしましたが、ほとんどの寝違えの方は、帰りには首が動くようになって、痛みは半分以下になってお帰りになります。

シップと投薬だけ。
これは治療ではないです。

寝違えのお客様の声、事例

 ➡ どうしてあんなに痛かったの?
 ➡ 今までの苦しみは何だったの?
 ➡ どこへ行っても治してもらえなかった。

ほとんどの方が、こうおっしゃって帰って行かれます。
症状の重さにもよりますが、2回から3回の治療で痛みはほとんど無くなり、可動域制限も無くなります。

寝違えでお悩みの方へメッセージ

急に痛くなった痛みは、すぐに適切な処置を受けてください。
我慢している期間が長ければ長いほど、回復までに時間がかかりますし、日常生活に支障が生じます。

寝違えやぎっくり腰などは安静が一番。
などの迷信は信じないで下さい。

治す技術の無い人が言っているだけです。
急性病変は、適切な処置で早期回復が可能です。
お近くの良い治療院を探してみて下さい。