最近、どのような姿勢で睡眠を取ったとしても朝起きたときに首に痛みが残る

最近、どのような姿勢で睡眠を取ったとしても朝起きたときに首に痛みが残る

47歳男性 会社員の方からの質問です。

最近、どのような姿勢で睡眠を取ったとしても
朝起きたときに首に痛みが残るようになりました。

時間とともに治るのですが、睡眠を安心して取ることができません。

どうすればこのような首の痛みを取ることができるでしょうか。

枕や寝具を工夫すれば治るものなのでしょうか。

それとも普段から首をうまく動かす方法があるのでしょうか。

回答

朝起きた時に痛みがあり、時間の経過と共に軽減してくるという首の痛み。
この原因は明らかに寝ている時に問題があります。

いくつかの原因が考えられますが、
枕や寝具にもその原因があるかもしれません。

まずは、枕の問題を疑ってみましょう。
高さの高い枕で寝ていませんか?
以前は普通の枕で安眠できていたが、最近は枕が高くないと眠れない。
枕を買い換えたら痛みが出るようになった。
など。

安眠枕など多くの枕が販売されています。
価格が高いと安眠できそうに思えますがそうではありません。
高価な枕で良く寝られるようになったのであれば、それはラッキーです。

不眠は枕のせいと、枕探しに一生懸命になり家に使わなくなった枕がたくさんなんて方がいらっしゃいますよね。
まさしく枕難民。

枕は価格ではなく自分に合っているかどうかで選びましょう。

まずは、ご自分で出来る事から紹介します。
枕をいくつも買って試すのではなく、バスタオルで高さを変えて数日ずつ寝てみて下さい。
ご自分に合った高さ、寝やすい高さ、朝から快調な枕の高さがわかります。
それから、その高さに合った枕を買ってみましょう。

ここで問題となるのが、どんな高さから試してみるのが良いかという事です。
基本は立っている首の角度が維持できる高さで横になる事です。
立っている状態と言っても、最初から姿勢が悪い状態ではダメです。

首(頸椎)には理想的なカーブが存在します。
それは、半径17cmのカーブです。
このカーブが維持できている方は姿勢も良いですし、頭痛や肩こりもしません。
全身の血液循環も良くなり病気にもなりにくいのです。

そうです。
後頭部を少し低くし、首(頸椎)の部分をそれより少し高くする。
図解説明できれば良いのですが、バスタオルを折りたたんで工夫してみて下さい。

その首のカーブが維持できると腰痛も無くなります。
首のカーブと腰のカーブは比例します。
首のカーブが腰のカーブを、腰のカーブが首のカーブを作り出します。
これを生理的弯曲と呼びます。

カイロプラクティックの矯正ではこの生理的弯曲を作り出すことができます。
頚椎の矯正だけで頭痛や肩こりが解消できるのもカイロプラクティックならではの技術です。
当院でもこの正常なカーブを作るために矯正を行っていると言っても過言ではありません。

朝からの頭痛や肩こり、首の痛みでお悩みの方は、まずは枕を一工夫してみましょう。
枕の高さを合わせるだけで、すがすがしい朝が迎えられます。

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